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バイクウェアに柔らかい羊革は賛否両論あるだろう。しかし、そこに敢えて挑戦した逸品。スペイン産の羊革を採用し、補強にはカウハイド(牛革)を使用する事でその耐久性とファッション性を高次元で両立。モチーフは軍物のジャケットだが、そのディティールは見当たらない。それこそが「デザイン」と言える作業である。
■SPEC
フライトムートン
カラー:コンビ(ブラック×ブラウン)
サイズ:44/46/48/50
素材:スペインムートン×牛革(ウォッシュレザー)
価格(税込):105,000円
軍物のB3ジャケットをこの状態で着用するとヘルメットが干渉してしまうが、素材とディティールにより無理なくヘルメットが被れる様になっている。
このジャケットの丈ではウエストバッグ使用時に裾がめくり上げられ防寒性と見た目に宜しくない。そこで、スリットを設ける事でそれを解消している。
袋布は全て牛革でパイピング処理。安価な物は断ち切り状態で済ませるであろう部分も妥協はしない。牛革の内ポケットも大切なディティールである。
通常、毛付き羊革を採用する時は羊毛部分をストレートに伸ばし厚みを出すがこのジャケットに採用されているのは「カールスノートップ」という素材で厚みを出さずに保温性にも配慮したものである。
牛革に縫いつけたドットボタンは風の侵入を極力抑え、カバーされたファスナーとともにタンクを傷つけることもない。バイクウェアとしての資質である。
10周年記念モデルの象徴であるグラフィックは、刺繍やプリントではなく、手の掛かる牛革の切り文字。物作りに妥協をしないブランドの意気込みである。